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【コーチ独白】卒業記念大会予選 vs鳩ヶ谷K

卒業記念大会 予選 3試合目 15half

 

川口芝vs鳩ヶ谷K

 

1-2 ● ハヤト

 

赤井G  晴れ 13:40 キックオフ

 

 

6年生9名 計9名

ユウお休み

 

スターティングメンバ―

 

FW ユウゴ

MF サンタ・エイタ・ユウト

DF ダイト・ハヤト・ソウ

GK ヤスオ

 

Sub リュウセイ

 

 

お互い2連勝でむかえた天王山

 

おそらく鳩ヶ谷Kも芝FCが連勝してくるだろうと思っていたに違いない。

 

2試合の得失点差により

芝FCは勝ち&引き分けなら1位通過

となる。

 

鳩ヶ谷Kは勝つしかない。

 

そういえば...

 

5年生の時の本部長杯もそうだったなぁ...

最後の3戦目、鳩ケ谷Kに引き分け以上でグループ突破だったなぁ...

相手は勝つしかない状況だったなぁ...

 

なにかの縁があるのかもしれない。

と、感じていました。

 

 

 

試合前、エイタが私の所にきて

 

 

『コーチ、中盤の真ん中がやりたいです。』

 

 

生意気に意見してきました。笑

 

 

 

この子は昔の私に似ているんだよなぁ...

 

 

良いプレーすると思ったら

次の試合、何もしなかったり...

常に相手の嫌がることを考えていたり...

 

 

調子がそのままプレイに直結するところ...

そっくりです。

 

 

私は

 

 

『わかった。』

 

 

とだけ伝えました。

 

 

 

思えば、私も左の攻撃で出ることが多かったのですが

中盤の真ん中がやりたい!と、よくコーチに伝えていました。

 

...

 

 

なんだか...

当時のコーチ達の気持ちが少しわかったような気がします...

 

 

2試合目は後半休ませてあげたし、

3試合目は希望のポジションで出れるし、

 

期待してますよエイタくん

 

 

そんな3試合目

 

前半

鳩ヶ谷Kが決定機を作るものの0-0のまま終える

 

HT  マークの確認作業を行う

 

相手のFWが横に動くのでハヤトがマークにいく

ハヤトが中央からサイド(仮にソウの右サイドとする)につり出されると真ん中があく

ハヤトとの距離を離れないようにするためにダイトは中にポジションをとらないといけない。

 

 

※ハヤト5・ダイト11の距離が遠くなり赤い部分を作りたくない

 

 

守るときのセオリー中から外ということである。

しかし、ダイトが中にくると左サイド(本来のダイトのマーク)がフリーになってしまう、

そのため、左中盤であるサンタが最終ラインまでさがって対応する。

 

 

※サンタ7に最終ラインまで戻ってきてもらうと強固な守備となる

 

 

サンタ・ダイト・ハヤト・ソウ

 

で最終ラインを形成するのだ。

逆の場合は

 

ダイト・ハヤト・ソウ・ユウト

 

となる。

 

左右の中盤が必ず戻る必要はないのだが、

これもセンスだったり状況判断による...

 

例えば、

相手に強力な攻めの選手がいるのであれば戻って人数をかけて対応する必要がある。

仮に、ディフェンスだけで抑えられるのであればサンタ・ユウトが低い位置(ダイト・ソウの所)まで戻る必要はない

むしろ高い位置(相手陣地)にいた方がボールをとった時にチャンスになる。

 

 

※サンタ7を前に残しておけば、ボールを奪った後チャンスとなるが

相手の右サイドの選手にボールが渡った場合、ダイト11は1vs1で対応となる。

奪えばチャンス・抜かれたらピンチ 

 

 

サッカーとは算数(計算)であり、

リスクをとりあう陣取りゲームだと思っている。

 

能力・状況・体力

いろんな物を含め判断して選択しないといけない。

 

だから頭を使い、勉強もしなけらばならないのだ...

 

この試合に限ってみると

相手の左サイド 11番の選手がKeyプレイヤーとなる

対峙するのはユウト・ソウだ。

 

特徴として11番の選手は、守備はほとんどしない&戻らない

しかし、攻めにでた時のドリブルは能力があり危険。

ボールを持たせないようにする必要がある。

 

ソウの立場になって考えると

守備の時にユウトがいてくれると助かる。

しかし、それでは攻撃にでれない

11番が守備に戻らない為、ユウトも高い位置がとれる。

しかし、ユウトに高い位置をとらすと自分が常に11番と1vs1の状況になる。

逆にユウトも相手と1vs1の状況となる。

 

どういう時にリスクをとってユウトに攻撃させ

どういう時に守りに戻ってもらうか

経験・信頼・体力・いろんな要素が絡んでくる。

といった具合である。

 

また、相手のフォワードが左右に良く動くのである。

この動きが絶妙に嫌でジワジワ効いていた...

 

先ほど記述したようにハヤトをつりださせ、ダイトorソウの立ち位置も変わる。

 

その攻防が非常に面白く、

見ごたえのある試合。

 

ダイトが中央にしぼった時にサンタが最終ラインに下がる守備連携が

この先の東スポ・戸塚・飯塚との3戦で非常に効果的であった...

 大会・試合を通じて成長ができたのも大きい。

 

試合に戻ると

 

後半5分  失点

左サイドからアーリークロス気味のボールが入る

ディフェンスとキーパーの間を通す処理の難しいボール。

 

走って戻りながらクリアを試みるもサンタが蹴りだしたボールはオウンゴール

 

 

結果的にオウンゴールになってしまったが、戻っていなければきめられてた。

苦しい中、あの位置までさがって守備した事を褒めてあげないといけない。

 

 

直後、ユウト・エイタのポジション交代

 

その後、互いに決定機がつかめないまま

 

後半14分 

コーナキックからハヤトがヘディングを突き刺し

同点 1-1

 

歓喜にわく 芝FCであったが

 

その後、自陣のコーナキックエリア付近でファウルを取られる

 

中に蹴り込まれたのを合わされ失点。

 

1-2

  

そのまま試合終了。

 

グループ2位での決勝トーナメント進出!

 

悔しい敗戦ではあるが鳩ヶ谷Kにユウ不在で良い勝負したことを自信にもとう。

 

 

悔しさを前面に出すサンタ

必死に走ったリュウセイ・ユウゴ

慣れないキーパーで2点とられて悔しかったと話してくれたヤスオ

苦しい時間を守り抜いてくれたダイト・ハヤト・ソウ・ユウト

帰りの車で即寝したエイタ 2試合目やすませたよね??

 

お疲れ様。

 

 

監督が

 

『2位通過だけど、気持ち入れなおして もう1回ここからやってやろうぜ!!』

 

と、

鼓舞してくれました。

 

こういう雰囲気、威厳、

僕は全く持ち合わせていないので...

 

初めて、監督かっこいい~と思ったのは内緒です。笑

 

 

 

 

次回...激闘の決勝パート編